クルマの乗り心地や性能を左右するのは足回りだ。もちろんシートも関係するが、タイヤの走行に関わる部分の影響のほうがはるかに大きい。
足回りをしっかりとチューニングしていくことで、
・コーナーリング速度
・姿勢安定性
・走行安定性
など、多くの性能を引き上げられる。止まる、曲がる、加速する、これらはクルマの基本なのでどれも足回りが関係するわけだ。
常にサスペンションは動いている。しっかりと地面をとらえてクルマの傾きを制御するのはサスペンションだ。
まずは足回りをしっかり見直してベースを作ってから他の部分のカーチューニングをしてみるといいだろう。
タイヤと車体をつなぐサスペンション
一般的にサスペンションとは「サススプリング」「ショック(ダンパー)」などをまとめた総称。路面からの衝撃を抑えたり、タイヤを路面に押さえつける効果がある。
サスペンションはクルマを構造する上で外すことができない部品で、クルマの見た目や走行性能に大きな影響を与えるものだ。
目的に合わせたサスペンションを選ばないと乗り心地が悪くなってしまう結果に。また、サスペンションパーツの中でも高価なので、頻繁に交換するのは難しい。
公道を走行するなら純正のサスペンションが適している。それはコーナーリング時、純正のサスペンションだと遠心力でタイヤが地面に押し付けられてグリップ力が上がるからだ。
一方、サーキットで走行する場合、硬いスプリングがおすすめ。ただし、慣れていないと扱いが難しいため、テクニックが必要になってくる。
ホイール
クルマの見た目を大きく変えるときやインチアップして性能アップしたい時に変更するのがホイール。
ホイールは種類やサイズが多くあり、多種多様。
見た目だけで選ぶと、後々後悔してしまうなんてことも少なくない。
ホイール選びのポイントとしては重さ。クルマはホイールを回してタイヤを通して地面をけることで進んでいく。ホイールが重くなるとエンジンに負荷がかかり走行中に車が重く感じ、燃費も悪くなる。
タイヤ
地面に設置する大切なパーツの一つで、ホイールの次はタイヤを選ぶことになる。タイヤは走行性能を向上させる重要なパーツ。
本格的にタイムアタックがしたいという場合を除けば、そこまでタイヤの種類にこだわらなくても問題ないがタイヤの劣化には注意したい。
側面から見てひび割れしているタイヤはアウトだ。スピードが上がるとタイヤ内の温度が上がり、それによって空気圧が上がり、バーストする危険がある。