世の中には数えきれないほどチューニングパーツが出回っている。それらの効果やノーマルとの差を体感できるのは、車種を問わず街乗りでも感じやすい。
今回は費用効果の高いチューニングパーツを紹介していこう。
高効率エアクリーナーフィルターへの交換
純正のエンジンエアフィルターをもっと効率の良いものに交換することだ。コスト的には3,000~4、000円ほど。
現代のクルマでは排気系のパワーアップは厳しいが、エアフィルターを交換することでレスポンス及び数馬力の向上が望める。
汚れていたエアフィルターをリフレッシュする効果もあるし、高効率エアコンフィルターによって抵抗が減る分の向上効果もある。
エアコンフィルターの交換時期は、自動車メーカーではおおむね20,000~30,000kmを目安としているところが多い。
走行距離を考えて適切な時期に交換したいところだ。
車高調整式サスペンション
ルックス重視のロールダウンを目的として使っている人も多いが、本来はコーナーリング性能や直進性能を高めるスポーツカー向けのアイテム。
最も分かりやすいのがカーブである。ステアリングを切って発生する車体の傾き、いわゆるロール量が減ることで、走行安定性が向上。
そのため、カーブでの旋回速度が高まり、直進安定性やブレーキング時の安定感が増すのである。
ただし、アライメントを含めた調整も必要で、段差を越えた時の突き上げも大きくなる場合も多い。最近は乗り心地を考慮したストリート向けの車高調もある。
スポーツシートへの交換
シートは重要な部分だが、純正シートは万人向けに乗れるようになっているため、すべてに対応した性能を持たせることは難しい。
そこでスポーツシートへの交換だ。スポーツシートは、サーキット走行する人向けのイメージがあるかもしれないが、交換するメリットはたくさんある。
スポーツシートはドライバーの体のことを考えて開発されているため、フィットしやすく、走行中体が動かないように固定してくれるのが特徴。
長距離を運転する人や腰痛を持っている人は効果を感じやすく、より快適にドライブできるだろう。
高性能タイヤに交換
タイヤも体感度が非常に大きいパーツである。スポーツ走行に特化したグリップ力が高いハイグリップタイヤは、サーキットでないと本来の性能を感じるのは厳しいが、山道だとグリップ力の高さを感じやすいかもしれない。
スポーツコンフォードタイヤなら、排水性や静寂性の高さは、ストリートでも感じやすい。
そもそもゴムでできたタイヤは経年劣化による性能の落ち込みが大きいため、同じタイヤでも新品に変えただけで、まったく違うように感じられる。
しかし、グリップ力を高めるためにタイヤを太くするとステアリングを取られやすく加速も悪くなるので、注意したい。